サブ45とその先へと

走行距離月約230kmで頑張るしがないサブ3 ランナーのブログ

大阪マラソン2019レポ② ビリケンさんとハイジの声

今日は出だしから4分〜4分半で走ることを意識しながら6キロジョグ。

大分楽に走れたけど、最後に3分半まで上げると500メートル位でヘバッてしまう。

まだまだ回復は先だなぁ。

 

てなわけで、続きです。

左足のハムに微妙な違和感を感じながら、それ以外は好調という何とも言えない気分で進んでいく。

岸里に続くスライド区間でトップ勢とすれ違い。

元世界記録保持者のキメットを探すも先頭集団にはおらず、だいぶ離れた所に遅れていた。

結局30キロ地点でリタイアしたらしい、残念。

 

折り返してハーフを通過。

ハーフ通過のタイムも全く意識してなかったけど多分想定内。というか神戸の時よりも大分楽だった。

 

前半から走りながら、背中にORPJTの文字が書かれた服を着た人をメッチャ見た。

「読み方何???」

と混乱しながら走っていた。。後から調べるとオレゴンプロジェクトの略だったのね。。

走っている時は、考えても読み方もこの単語の意味も考えてもわからずどんどんイライラしてして、最終的に「この服着ている人は、全員抜く!」という結論に至った。どんだけ脳筋なんだ俺。。。

 

でも25キロを超えると流石に心拍も徐々に上がってキツくなってきた。

そこに追い打ちをかけるようなダラダラと続く天王寺までの登り。

うへぇ〜と思いながら走ると、折返しのポールのてっぺんにビリケンさんが乗っているのを発見。

関西ではおなじみの足の裏を撫でるとご利益がある人形。

「これを触ったら元気が出るかも、いや出るに違いない!」

と折返し時にジャンプして、ビリケンさんにタッチ。折返しで応援していた人達から歓声をもらえた!

そしてなんと!後で確認したところ、テレビ中継で見切れてはいたがタッチしているのが写っていた!!


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ビリケンさんのご利益があったのか、そこからスッと体が楽になった。

今から考えると、違う動きを挟んだことで体にストレッチのような効果があったのと登って折り返した後がしばらく下り坂だっただけ(笑)

単純な自分はビリケンさんと近くのお寺が応援で鳴らし続けている鐘の音のおかげだなぁ。としみじみ考えながらスイスイ進んでいた。馬鹿すぎる。。

27キロ過ぎで、ちょうどいい感じの集団が前方にいたので紛れることに。

その集団で新コース1番の難所の上本町に続く坂を登っていった。

1番の難所の前に絶好の集団に合流できたのは、やはりビリケンさんの御利益だったのかも。

ただ、集団の中に入って右側にランナーがいる状態だったので、まいどエイドに寄ることは不可能となった。

どうにかたこ焼きを食べようと思ってたのだが。。

この集団を引っ張ってくれていたのが青いシャツのお兄さんで、ハンドサインを使いながら下り坂ではペースが上がらないようにするなどして、ペースを一定に保っていた。この人のおかげで大分力を温存できた。

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そのまま35キロまでその集団でついていたが、35キロを超えた途端に集団のペースがキロ4分を超えだした。

前に出てこれまで引っ張ってくれたお礼に引っ張ろうとしたが、完全に集団は無くなってしまっており完全にひとり旅に。。。

そこからは前から落ちてくる人をドンドンと抜かし続ける状態になりテンションはMAX。

苦しいながらも後2キロまでペースを落とさずに来た。

しかし、さすがに限界が来たのか視界もだいぶ狭くなって、若干かすんできていた。

 

その時「前の人を全部抜けばいいのよ!!」という大声が頭の中で響いた。勿論幻聴だし何故かアルプスの少女ハイジの声だった。

今考えても全く意味がわからない。

しかし、あの時はその声が聞こえた瞬間に、

「その通りだな!!!」

と、これまで左足のせいで無意識に掛けていたストッパーが外れて2キロ弱のラストスパート開始。

大阪城の手前から、5キロTTの様なペースでとにかく前のランナーを片っ端から抜いていった。

そのため、最後のラップが3分半を切るタイムになり、「ヴェイパーNEXTはこれくらいのペースの方が走りやすいんやなぁ。」と思ったところでゴールイン!! 

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ゴール後は、姫路のレジェンドであり、姫路マラソン優勝者の小河さんがほぼ同時にゴールされていたので声をかけさせていただき、握手してもらった。

年明けの姫路マラソンも招待選手で出場されるらしい。

 

そんなこんなでゴール後は知り合いを待ち、談笑した後に着替えてみんなで撤収。

 

帰った後は、子供達と公園で遊んで家族サービスも出来た!!

ケガなく走れて、タイムも良くて、帰って元気に子供達と遊べた最高のマラソンになったのはやっぱりビリケンさんのご利益に違いない。

 

楽しい大阪マラソンでした。